2010年4月26日月曜日

『マタンゴ』を観る

 今、若者の間でキノコ人間が静かなブームらしい。そのことを小耳に挟んだため特撮ホラーの傑作『マタンゴ』を観る。
(ネタバレアルヨ)

 「あほうどり号」で旅行に出かけた若い男女7人が遭難し、無人島に漂着する。この設定の時点で「あぁこりゃあ死人が出るな。」とホラー好きは気がつく。特にやたら美人な女や威張ってるやつ、いつもは冷静沈着なやつなんて死にやすい。地味な二枚目は比較的生き残りやすいと思う。
 それにしてもキノコ人間は怖い。あんなのあんまり町の中で見かけないし、なんか笑ってるし、キノコ人間に襲われたらトラウマになりそうだ。(実際、主人公格は気狂いになってたけど。)しかし、キノコ人間って魅力的だね。キノコ人間って発想が既にシュールでおもしろいし、劇中に出てくるセリフも、普段絶対に口にしないようなセリフが多くておもしろい。「そのキノコを食べると、キノコ人間になるのよ。ホホホ。」こんな言葉を美人にかけてもらいたい。あと、無人島で食べるものがなくて、「キノコがあるじゃないの!あの人たちはキノコを食べてるわ!」と口走る地味女に対して「馬鹿!あいつらほとんどキノコだ!」ってセリフが好きだ。死ぬまでに「馬鹿!あいつらほとんどキノコだ!」って使ってみたいと思う。劇中に出てきたキノコは結構美味そうだった。多分僕なら他に食料あっても食ってる。


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