2010年6月26日土曜日

これが日本海

 週末はテリトリーを広げるに限る。今日は、友人と山陰をとりあえず走ってみようということで出掛けた。
178号線をひたすら走って日本海を目指していると香美町というこれまたつげ義春の世界の漁村に辿り着く。本日は曇天なりということで日本海のどんよりとした鈍色の落ちてきそうな空と、諸星大二郎の漫画なら妖怪のひとつやふたつは出てきそうな海を楽しむ。晴天であれば本当に綺麗な所だと思うが、こんな天気じゃ殺人事件が起きても良さそうな所であった。

 ここのトイレの中はまさに廃墟そのもの。立ちションや野グソのほうがよっぽど環境が良いと思えるような混沌としたトイレであった。
 This is THE 漁村. 日本で一番焼酎の消費が多そうな土地である。荒くれ者たちが集うであろう建物も散見できる。

 こんなところに小さな鳥居が!小さい神々にとってはこういう鳥居も必要なのだ。ちと安っぽいが。

 恐怖すら感じる襲いかかるような鈍色の空と海。憂鬱な気分になれる。


「明智先生!ここで死体が発見されたのです。」そういうところ。かなり危険。

 ここで人魚が誘惑してきたら多分海の中に入るほど綺麗な所だった。

 
 こういう自分のテリトリー外の村に来たら「ここでは、土着的な風習が今なお残っているのか・・・。」と妄想を巡らせてしまう。

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